挨拶おしえてます

石島道場にお子さんを入れる親御さんは、お子さんが挨拶ができるようになる事を期待している人が結構います。例えばサッカー教室などは、テクニックなんかは楽しく教えてくれるけど挨拶を教わった事はないそうです。確かに思い起こせば、私も最初に挨拶、挨拶の意味を教えてもらったのは学校ではなく道場で教わった気がします。

 

空手道場で使う挨拶はもちろん

 

押忍

 

です。押忍の意味は押されても耐え忍ぶ。ということなんですが、ちょっと意味わからないですね。とりあえず冒頭の動画のように、押忍は、慣れるとあらゆる場面で使えます。空手家同士が会って話すときは意味もなく語尾に「押忍」を合言葉のように付けていて、自分でも無意識に言っているので、どういうことか?とよくわからなくなります。

 

しかし、キッズには、ちゃんと意味のある挨拶を教えています。まず最初に、道場に入る時に「押忍お願いします」と言います。また帰るときは、「押忍ありがとうございました」この2つは、道場に入ったらまず最初に教えます。

 

また、自分の名前を大きな声で言える練習を、新しい子が入ったときなどにやってもらいます。大声で自分の名前を言うのって、最初は結構恥ずかしかったり度胸がいることなんですが、自分の名前を堂々と言えるようになるって、実はすごい大事なことなんですよね。自分に自信がつく、もっとも初歩の初歩なんです。

 

道場ではそれ以外にも、当たり前な挨拶を大きな声でいうように常に指導しています。道場そのものがあるから、稽古ができる事に感謝、戦った相手に、全てに敬意、感謝をする為に挨拶を教えます。もちろん、その意味もきちんと教えます。ここが、他の習い事では教えてくれないところなのです。

 

そして、道場で挨拶することが、当たり前になると、今度は学校、家庭でも「ありがとう」「こんにちは」「お願いします」など言えるようになったと親御さんから声を頂戴します。

 

挨拶ができれば、人間社会で非常に生きやすくなります。相手の警戒心をといて、ぐっと近づけます。そして面白いことに、お子さんをみて、自分も挨拶の重要性にきがつく親御さんも結構います。そういういい影響を、空手道場から発信していきたいと思っています。

 

石島