大人になって運動習慣をつけるのは非常に難しいです。なぜなら大人は自分で意思決定しなければいけないからです。今日ジムに行こう。と思って行って、ジムで何をするかも自分で決めなければいけません。適当に泳いで、適当に走って結果スポーツジムがサウナがわりになっている人も多いと思います。これはすぐに飽きます。
またランニングする人が増えたとよくニュースで見ますが、ランニングが続く人は基本、走るのが好きな人です。雨の日も走っています。普通の人は雨が降ったら走らないです。今日はいいやとなります。そして走るのがおっくうになります。
つまり自分で意思決定をするというのはとても脆弱なのです。
そこで道場があります。まず道場を選ぶときは絶対に家から近いことをお勧めします。脆弱な自分の意思を乗り越えるには、家から近いことが必須です。
そして、いつもやってること。週に1度か2度しかクラスがないところは、それとタイミングが合わなければ、それは行かない理由が生まれます。
脆弱な私たちはすぐに行かない理由を無意識で見つけます。それを乗り越えるのは、クラスのスケジュールが基本毎日あることです。
町道場は運動習慣を手に入れた大人たちが集まっています。お互い弱い自分を今日はとりあえず乗り越えた。ということでお互いを称え合っています。道場に行くこと自体がすでに勝ちなのです。
そして、やることも決まっているので、自分で考えなくていいんです。格闘技において考えるということは、体が基礎を身につけてからです。空手で言えば型を覚えてからです。その動きが自動的に出るようになって、力の入れ方だったりタイミングなどを考えていきます。
運動習慣を手に入れるには、家から近くて、やることが決まってて、一緒にやる仲間がいる。この3つが揃って叶えられます。
運動習慣を手に入れれば、人生のクオリティが50%くらいアップします。体が疲れないのでいろんなことにチャレンジできます。ポジティブな心も手に入れられます。
体を動かしていると、脳とのバランスが整ってきます。人は日々考えすぎなのです。体が考えずに動くようになれば、それに気がつきます。運動に集中しているときは雑念が消えます。一種の瞑想状態になります。そのとき脳はとてもいいホルモンバランスになります。
とても健康によいです。